インデックス投資を超えるには
S&P500のインデックスに投資すれば、年10%くらいの利回りが期待できます。
インデックス投資して昼寝するのも悪くないですが、昼寝をする前に、年10%以上株価が上がってインデックス投資に勝てる銘柄はどんな企業なのか、考えてみましょう。
年10%以上、株価があがる企業というのは、どんな企業でしょうか。
株価は、中長期的にはEPSの増加に従います。ですから、年10%以上、株価が上昇するには、年15%とか20%、EPSが増えなければなりません。
EPSが年15-20%増える企業というのは、どんな企業でしょうか。
EPS≒「利益が」15-20%増えるということは、「売上が」10-15%くらい、毎年伸びる企業を探せ、ということになります。というのも、例えば売上が10%増えたら、利益は12%とか15%増える企業が多いの。売上が増えても、経理部とか家賃みたいな固定費や間接部門は必ずしも増えないからね、「売上の増加率<利益の増加率」というのが(一応)スタンダードなのです。
そうすると、売上が10%強、毎年伸びる企業を探せばいいわけです。
売上が10%強、毎年伸びる企業というのは、どんな企業でしょうか。
売上というのは、基本、「単価×客数」ですが、単価を毎年10%上げる企業はありえないので、「毎年、客数が10%強増えていく」企業を探すことになります。商品力があるのは当然の前提として、客数を増やすためには、
①たとえば、100店舗ある企業が、15店舗、新規出店すれば、売上はほぼ15%増加しますね。
②店舗販売でない企業は、まあ、営業部隊が電話しまくって、お客さんを獲得することになるのでしょう。成約率が変わらなければ、営業部隊の人数が50名から55名になれば、売上の増加率も10%増となるでしょう。
ということで、営業部隊や営業拠点を増やしていくのが王道です。が、商品力が強いと、そういった営業関係の強化をしなくても売上が伸びていきます。身近には、口コミで行列できるラーメン屋さんがあるでしょうし、グーグルもフェイスブックもバンバン営業の電話をしているわけではないでしょう。
結局、企業って、「売る」組織。売るチカラが強い企業を探すのが、王道。
さらに理想を言えば、「売上が10%あがると、利益が30%上がる」みたいな業態が理想的です。つまり、売るのに、店舗やヒトがあんまり要らないってことね。
インデックス投資に勝つには、EPSひいては売上ひいては客数が「今後も」毎年「10%強」、伸びる企業を探す。
①商品力が高く
②セールスしなくても勝手に販路が年10%以上、拡大していく強い企業。次善として、営業拠点や営業人員を毎年10%以上増設している企業。
③売上増加に伴って経費もガッツリ増える業態でなければ、なおよし。
さて、「毎年順調に成長する企業を買おう」という、当たり前の結論に落ち着きましたが、ここから実用的な結論を引き出すこともできます。
①店舗数や客数を毎年10%以上増加できないような、成熟企業や巨大企業は好ましくない。インデックス投資に負けるかも。
②売上増加に伴って利益率が悪くなっていく企業も、好ましくない。
③営業人員をうまく確保できていない企業も、好ましくない。
④売上増加に、工場や発電所などヘビーな建設が必要で、毎年、施設を10%以上増設できない企業も、好ましくない。
もちろん、ソニーやソフトバンクなど巨大企業に投資して儲けている方も大勢いるでしょう。ただし、基本は、「お客さんが毎年10%以上増える、小型企業」への投資だと思うんだ。
そんなこんなで、今日も、「お客さんが毎年10%以上増える、小型企業」を探すあたしです。・・・・お昼寝、しよっかな!!
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな小型銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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あとは、いくらで、どのくらい買うかですが、良い会社にはそれなり以上の株価がついていることが大半なので、いくら以下でなら買うかというのが難しいです。
良い会社にはそれなりの株価がついていることが大半です。
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あとは、いくらで、どのくらい買うかですが、良い会社にはそれなり以上の株価がついていることが大半なので、いくら以下でなら買うかというのが難しいです。
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>七つの海さん
本当にそうですね。バリュエーションの問題が一番、厄介だと思います。バフェットも、バリュエーションについては、あんまり具体的に言わないのよね、、、