その銘柄、「パス」しよう
アルゴリズム思考術:問題解決の最強ツール (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ブライアン クリスチャン (著), トム グリフィス (著), 田沢 恭子 (翻訳)
アルゴリズム??
・・・結婚相手を選ぶために、お付き合いを繰り返すとしよう。MAXで10名、交際するとして、何回目の人を選ぶべきか?
・・・は?10名のなかで、一番、いい人と結婚すればいいでしょ?
あ、一度、「交際終了」とした人は、あとから結婚相手にできないってルールの場合の話ね。
・・・全員、妻にしてやろう。
・・・・一夫一婦制も前提としていいでしょうか。
ニンゲンって、窮屈だにゃ・・・・4-5名様子見してから選ぶってとこ?
まあまあ正解ね。最初の3名は様子見。そこで最終決定してしまうと、残りの7名に良い人がいる確率の方が高い。「3名様子見以降、彼ら彼女らより優れた人がいたら、即、結婚」が数学的に正しいの。このアルゴリズムにしたがえば、10名中、最良のヒトと結ばれる確率は40%と最大になります。
本能で決めろよ・・・野暮だにゃー。
・・・候補者が100名の場合でも、最初の37%は様子見が正しい。「一度お断りした人とも付き合えるが、その場合、2分の1の確率で断られる」ルールの場合は、最初の61%の様子見が正しい。
つまり、「最初の40-60%は見送れ。で、その後の最良のチャンスは即、決断」ってこと。本能で決めたら、後悔するかもよ。
分かりました・・・「私は今、数学的に、様子見中なので、あなたと結婚できません、さようなら。」
やべえ断り文句だ・・・・
株式は、値段がはげしく変動しますから、「良い球」、つまり「優良企業×割安」がいつ来るか、分かりません。かといって、「見送り」を連発していると、インデックス投資に負けてしまいます。40-60%、つまり、半分は見送って、見送ったチャンスより良い球が来たら、「待っていればさらにいいチャンスが来るかも」とは考えずに買い、くらいがちょうどいいんでしょうね。
これ、時間軸で応用すると、「投資家人生の最初のうち40%は様子見が無難」とも言えます。選球眼を鍛える期間が長いですね・・・・。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
MBAのExcel統計で習うやつですね。100名でやると16番目だった記憶がありますが最初の40人近く見送って良いんですね。
とは言え1人当たり2ヶ月付き合うと80ヶ月かかるので、年齢とともにお互い変化していく要素も考慮すると現実は早めがオススメかもしれませんね。
へええ、MBAで習うんですか、知りませんでした!2月✖️40人の80月はムリですね、回転寿司みたい、、、笑