すごい言語化

すごい言語化 「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法

「言いたいことがあるのに、言葉が出てこない」「話してるうちに、何が言いたいか見失う」そんな悩みを一気に解決する「言語化の型」を、著書累計180万部を超える言語化のプロが解説! 伝えたい、伝えるべきことがパッと言葉にできて、一生役に立つ! 言語化は、人生を「確実に」豊かにする!


投資において、あるいはビジネスにおいて重要なのはなんでしょうか。差別化ですね。企業の優位性と言ってもいい。どれだけ素晴らしいコーティングであっても、「他社でもできる」なら、「あっちのお店だと2万円だけど、いくら値引きしくれる?」と言われて、値引き競争になってしまいます。


・・・で、差別化ってなんでしょうか。

「ここで言葉にしなければいけない要素は3つです。

1 相手の目的(あなたは~~~がしたいですよね?)
2 その目的が他社商品で手に入れられない理由(それは他社商品では手に入りません。なぜなら~~~だからです)
3 その目的を自社商品で叶えられる理由(うちの商品であれば実現できます。なぜなら~~~だからです)」
(同書150頁より)

うーん、さすがに言語化の本だけあって、スッキリしてますね。ほしくもない機能をゴテゴテつけた白物家電でもない限り1と3は当たり前なので、本質は2でしょうかね。「それは他社ではできません」。


差別化されているかどうか、何を調査すればいい?

①顧客が求めている変化を、②「なぜ他社が解消できないか」理由を特定すること。


Keeperコーティングすれば、短時間の施工で長く洗車いらずとなり、キレイになります。なぜ他社がそれをできないか?特許技術だから。難しい配合で、技術的に実現できないから。

プレミアグループを利用すれば故障保証がつけられ、キックバックも増え、加盟店は客離れがよくなります(お客さんからクレームを言われない)。なぜ他社がそれをできないか?銀行法の規制があるから。


言語化してみると、これらの優位性も相対的なものであることがわかります。長時間かかるけど安いコーティングができればKeeperと競合するかもしれませんし、オリコとかジャックスがオートローン本体のキックバックを増やすとかカード事業と連携するとかすれば故障保証によるキックバック増の利点を消せるかもしれません。他社がマネできないのみならず、優位性が強いこと・・・・どんぐりの背比べではないことが必要ですね。

①優位性が強い・・・類似商品のなかで「圧倒的に」品質や値段がすぐれている。
②①の原因が、他社がマネできない。

銘柄選びに迷ったときは、「その優位性、なんで他社でできへんの?」「できないとして、競争がなくなるほど品質や値段に差がある?」と自問してみましょう。明確に回答できないなら、調査不足です。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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