今日は、ワケあって、キッコーマンをみていきましょう。お醤油や豆乳を売っています。最新の２Q決算は・・・

営業利益＋１％・・・・泣。コロナでの外食需要の減もあり、利益は増えていません。ビミョーですね・・・・・・

キッコーマンは、国内より既に海外の売上が高く、そして海外の売上は北米のものが７割！！つまり、キッコーマンの今後を占ううえでは、北米の需要の増減がカギ。

北米のコロナが収まれば、キッコーマンも回復・・・・・・・しかし従前の成長率からして、インデックス投資には勝てないだろうから投資せず・・・・・というのがいつものパターンの結論ですが、今回は、違うことを取り上げます。

これは、大豆のＥＴＦ（１６９７）、ＷＴ大豆上場投信のチャート。コロナ前と比べて、２－３０％、大豆価格が騰がっていることがわかると思います。産地の異常気象、そして中国の爆買いが原因、だそうです。

原材料が２－３割も上がってしまえば、キッコーマンの利益はふきとぶことになります。よっし、試験的にカラ売りしてみようか・・・・・と思ったのですが、辞めました。

①キッコーマンが大豆を長期契約で調達していたら、価格上昇が業績に反映されるのは１年後とかになってしまうかも。

②大豆の価格のヘッジ（先物取引とか）をしていたら、企業業績にあんまり影響ないかも。

③「今年大豆があがっている」ということは、来年の大豆の作付けが増えるので、価格上昇は１年で終わりかも。

結局、大豆の高騰がキッコーマンの業績にマイナスなのは明らかですが、いつ、どれくらいマイナスが発現するのか、予測するのは難しいですね。いつとも知れない下落のために、利息を払ってカラ売りを継続するわけですから、カラ売りって、あたしには難易度高いわ。

しかし、これだけ大豆があがると、醤油や納豆のお値段があがり、大豆油もあがり、大豆を飼料としている肉類もあがり・・・・・外食産業は、特にここ１年は、原価的には厳しそうだなあ。

読んでくれて、ありがとー！
今日も、おしょうゆの香りがする銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。

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