ツイッターで、嵐猫さんから、コメントいただきました！！

「ホープが30億前後の債務超過に陥る可能性があるそうですね。
ここから立ち直れる可能性ってあるのでしょうか。
その辺ブログの記事にして頂けると嬉しいです！」

ありがとうございます、それでは,あたしなりに検討してみましょー！！

電気を自治体に売っている会社、ホープ。今回、業績予想を開示し、ストップ安となりましたが、その内容は・・・・

あらら、５０－６０億円の赤字だって！！原因はもちろん、１月の電力価格高騰です。電力仕入れ代金は６５億円で、それを９分割で払うらしいです。

ホープの純資産は３０億円なので、５０－６０億円の赤字となると、２０－３０億円の債務超過となり、１年以内に解消できなければ上場廃止となります。また、ホープの営業CFは２Qで＋２２億円。電力代金の分割払いが３月で２２億円なので、ＣＦ的にもカツカツですね。これはヤバイ。

とはいえ、何気に売上は３４０億円、前期実績の２．４倍という予想になっています。

営業利益率が７％だとすると、「もし電力価格高騰がなければ」営業利益が２４億円、経常利益が１６億７０００万円、ＥＰＳ２６５円。

ホープの株価が１６００円だとすると、「売上が１年で２倍になる会社がＰＥＲ６倍」です。

２００万株×１５００円で、合計３０億円増資したとして、２４％希薄化。そうすると、希薄化後のＥＰＳは２００円、増資してもＰＥＲ８倍。売上を２倍に伸ばせる会社がＰＥＲ８倍とは、安い・・・・！！

売上がここまでハイペースで伸ばせているということは、「仕入れさえ安ければぼろ儲けできる」ことを意味しています。電気を右から左に小売するのに、「大量の人員や大きな工場」が必要というわけではないし。

あたしは、パスですね。

①先日会社更生をした電気小売会社Ｆ－ＰＯＷＥＲは、会社更生を選択しました。そんな中、増資に応じてくれる銀行がいるのか、法的整理に入るのか、どちらの可能性が高いのか、あたしには全く分かりません。

②２０２４年には容量市場の負担金という問題があり、「暗いトンネルを抜けたら、そこもヤバかった」という可能性があると思います。

③以前書いた記事の繰り返しになりますが、「今後もホープが入札で勝つ、特殊な強みがある」という点が、あたしには掘り下げきれません。中部電力だの関西電力だのに、入札でコンスタントに勝てるのかしら？そうであるなら、それはなぜ？

「あたしは」買いませんが、「勝率が低くとも、勝った場合の伸びしろが多ければＯＫ」という期待値で勝負の方、あるいは増資の具体的見通しを立てる能力がある方であれば、買うのはぜんぜんアリだと思います。損益の状況からすれば、立ち直る可能性の方が圧倒的に高いでしょう、なにせ、売上が毎年２倍になる会社であり、現在、電力仕入れ価格は５円前後の低位で推移しているのです。

とはいえ、ある日、「ホープ　会社更生手続きのお知らせ」なんてのが出るか出ないか、びくびくしながら投資するのは、あたしの流儀ではありません。

バフェットいわく

「ストライクゾーンにはいっていても、外角低めのギリギリを振る必要はない。ど真ん中だけ、フルスイングしろ」

ホープホルダーに、幸あれ。

読んでくれて、ありがとー！
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。

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