施工管理者派遣の、コプロが３Q決算発表です。内容は・・・・・

あらら、増収減益ですね。同時に下方修正も発表されました（泣）。

原因は、決算説明資料によると・・・・・・

「同一賃金同一労働への対応で、マイナス４億円」

だそうです。つまり、法律で、派遣社員も正社員と同様の手当などを出さなければならなくなったのですが、それで原価つまり派遣社員さんに払うお給料が増えた、ということです。

その他、コロナに伴う諸々の対応費用、ということ。

ＫＰＩである、派遣社員の数はどうでしょう。２Ｑでは２００２人ですが、３Qでは、２３１人採用して、２０５４名。１７９名が辞めた計算になります。社員数、＋２－３％では、ちょっと心もとないですね・・・・・・。
 

明るいニュースも書いておくと、３Ｑのみの成績は、売上３８０億円、営業利益４２億円ということで、これは悪くありません。また、売上が１０％以上伸びている点も、素晴らしいですね！
 

ポイントは、

①同一賃金同一労働で増えた原価を、取引先に転嫁できるのでしょうか？

②社員数は、２－３％が続いてしまうのでしょうか？
 

の２点です。①については、そもそもコプロはベースアップ要求が結構通っていますし、売上も順調に伸びているので、取引先に対する力関係は弱くありません。中期的には転嫁ができる可能性が高いと思います。

問題は、②ですね。「採用と研修」というのは、なかなかテレワークではできないでしょう。コロナであまり業績が左右されない銘柄として買ったつもりが、意外にアダになりつつあります・・・・・・・・逆に、ワクチン普及で業績が回復したり、しないかなあ？

人員数が２－３％増であれば、利益の上昇率、インデックス投資に負けてしまうのでは、という懸念が消えません。

長期投資家としては、ただちに売却もポジション減少もしませんし、もう１－２Q、様子をみて、採用数の推移を見守りたい。ですが、ほかに投資したい銘柄が出てきた場合は、乗り換えも検討せざるをえないでしょうね・・・・・・残念、無念、また来週。
 

読んでくれて、ありがとー！
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。

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