【速報】グリムス,通期予想発表
6月1日,グリムスが,保留していた業績予想を発表。
営業利益は+10%と立派ですが,EPSは5%の伸びかあ。
これじゃ,そろそろインデックスに負けちゃいますね・・・・・・
翌日の寄り付きでは,株価+4%と,なぜかプラス評価。
ごめんなさい,理解不能だわ
グリムスは,常に,保守的過ぎる予想をたて,上方修正を行います。
「どうせ今期もそうするんだろう」って,みんな,思ってるのかしら。
まあ,あたしもそう思ってるけど(笑)
業績予想の理由もそこそこ詳しく書いてあるので,丁寧にみていきましょう。
グリムスの事業は,(営業利益的には)①電子ブレーカーなどの販売と,②電気小売の2本立て。
①については,新商品を投入し,利益+40%増の予想,とのこと。
ずいぶん強気だわね・・・・・・・・
まあ,前前年度のセグメント利益が1280万円なので,前年度(同1042万円)が特に悪かっただけですかね。
年平均に直せば,8%ずつ伸びるのと変わらない。
つぎ。②電気小売事業。
コロナの影響は,あたしが見立てたとおり,「電気使用量は減るかもしれないけど仕入れ価格が高騰することもないから影響軽微」ということですね。
売上が20%伸びるのに,利益は10%減少予想か・・・・・・・・
やっぱり,保守的に過ぎると思いますけど
まあ,電気の小売りは,たしかに天候に左右されます。
普段は,1KWHを10円くらいで仕入れているのですが,おととしは猛暑などでそれが100円にまでなったこともあったのよ。
仕入れ値が10倍になれば,利益なんてただちに吹き飛ぶわ。
だから,ある意味,夏が過ぎるまでは保守的にみるのは仕方ないのかもしれないけど・・・・・・
いま,電気の仕入れ単価はなんと4円くらい。
コロナによる原油安,LNGガス安,さらには電気需要の減少によるものと思います。
このように,電気小売は天候に左右されざるをえないので,1年単位で一喜一憂せずに,あくまで顧客数の伸びにフォーカスを外さないようにしないといけないですね
(資源価格の上下による得損は,「燃料調整費」という制度で最終的に相殺されます)
猛暑などで「一時的に」株価が下がったら,逆に買い増すチャンスだわ。
読んでくれて、ありがとう
天候なんのそのの銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしください
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燃料調整費についてですが、
例えば東電がkw35円で小売りしているとき、小売事業者は
10円仕入れなら差額が利益になると思うのですが、それが100円になったとき(多分その時は東電の小売価格も調整+5円入って40円とかだとすると)、グリムスは契約者にいくらの請求ができるのでしょうか?たぶんまるっとは請求できないので相殺は限度あると思うのですが。
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>るーさん
①燃料調整費制度は、「資源価格の上下」に応じて減額ないし増額されるものですから、資源価格の上下ではなく「猛暑による需給バランスの崩れによる卸売価格の上下」では、もとより調整の対象外というのが、あたしの理解なのです。
②資源価格の上下に基づく燃料調整費制度の利用の場合、おっしゃる通り、相殺できない差損か差益があるらしいですが、具体的にどの程度というのを明示した文献はみたことがありません、、、燃料調整費の小難しい計算方法はグリムスの約款に書いてありますので、お時間あれば、ご計算、どうぞ(:_;)