今日は，エクストリームという会社をみていきます。ゲームやアプリのクリエイター，デザイナーの人材派遣です。スマホアプリなどの開発受託もしていますが，利益になっていません。また，ラングリッサーというゲームの版権も持っており，ここ２年はその利益が爆益でした。

 

最新の通期決算では・・・・・

 

【通期決算説明会資料より】

 

メインの人材派遣である「ソリューション事業」の利益が，＋４６％！！その原因は，単価，プロジェクト数，いずれも好調だったことによります。

 

 

コンテンツプロパティ事業，つまりゲームの版権収入もものすごいですが，これは一過性といってよい（どうせ廃れる）ので，あえて，無視しておきましょう。

 

 

さらに深堀しましょう。なぜメイン事業が順調なの？この会社独特の強みはなーに？

 

 

 

【会社説明会のレジュメより引用】

 

もともと，エクストリームは，アプリ開発を受託して開発する会社でした。ところが，自社で開発するだけでは依頼者と意思疎通しにくいので，依頼会社に社員を常駐させる、人材派遣や請負サービスも始め，現在ではそれがメインとなっているようです。

 

つまり，ただの人材派遣ではなく，「必要があれば，御社に常駐しまっせ」という形の，システム開発企業，というところでしょうか。どういうシステムを開発したらいいか，なんて，依頼会社に常駐した方がよくできるに決まっているので，とても便利な形ですね！持ち帰れる段階になったら，エクストリームに持ち帰って開発してしまう。

 

 

ただの派遣会社では，競合にならなさそうです。どちらかといえば，ゲームなどの開発会社が競合になりそうですが，わざわざ社員を派遣形式をとって派遣先に常駐させるまでには，それなりのステップが必要でしょう。人材派遣って，許可制だからね。

 

エクストリームでは、人材派遣業のキモである，離職率も、２．３%から１．９%へ下がっています。受注単価も上昇，派遣できる人材も豊富ということで，ビジネスの根っこのところは，かなり順調！

 

 

 

来期のＥＰＳは未定。最新の１ＱのＥＰＳは２４です。仮に通期のＥＰＳを１００とすると，現在，エクストリームの株はＰＥＲ１４前後。

 

注意点は、今後，ラングリッサーの版権収入が縮小すること。これにより、会社全体としては減益決算を免れないでしょう。つまり、全体の決算だけをみてしまい、メイン事業の好調を見落とさないように。

 

メインビジネスの伸びは期待できると思いますし、マザーズ銘柄なので，理不尽に下落することもありそうです。ＰＥＲ１０を切ったら，買おうかな。そこまで下がりませんか，ね。

 

 

読んでくれて、ありがとう
アプリ開発な銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしください

 

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